今回は就労移行支援事業所の中でトップの規模を誇るwelbeを徹底解説していきます。
入所しようか迷っている方や、そもそもwelbe(ウェルビー)を知らない方にも詳しく理解していただけるように、welbe(ウェルビー)の訓練内容や取り組みから、評判・口コミまで知りたい情報をわかりやすくまとめて紹介します!
興味のある方は是非ともご覧ください!
【河原拓海】
就職をゴールとせず、本当に理想に近づくための情報を提供したいという思いで、記事を執筆しています!
目次
就労移行支援事業所とは?
就労移行支援事業所とは、就労を希望する18歳〜65歳未満の障害や難病のある方に対して、就労に必要な能力や生活リズム安定のためのサポート、精神的なサポートを行う福祉施設です。
利用料金については、前年度の所得にもよりますがほとんどの方が無料で支援を受けることが可能です。
どんなことをするのか気になる方は、過去の記事に就労移行支援事業所の1日の流れを記載しておりますのでご覧ください!
就労移行支援事業所の利用対象
〈利用対象〉
・医師や自治体の判断を受けた方
・18歳以上65歳未満の方
・現在離職中の方(就職を目指している方)
これらの条件を満たしている方は就労移行支援事業所の利用対象者となります。
障害者手帳がなくても、自治体の判断により就労移行支援が利用できることがあります。詳しくは、地域の障害福祉課に相談をしてみましょう。
就労移行支援事業所の利用料金
世帯の収入状況 | 負担上限月額 | |
生活保護 | 生活保護受給世帯 | 0円 |
低所得 | 市町村民税非課税世帯 | 0円 |
一般1 | 市町村民税課税世帯(所得割16万円未満) | 9300円 |
一般2 | 上記以外 | 37200円 |
(障害者の利用者負担|厚生労働省 より)
こちらの表は、就労移行支援事業所の入所にかかる料金を表にまとめたものです。
就労移行支援事業所の月額は、前年の世帯年収に応じて変更になりますが、ほとんどの方が無料で利用されています。
利用料金について詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
就労移行支援事業所の利用手順
まずは、自分が利用してみたいと思う事業所にお問い合わせをしてみましょう!相談も見学もお金がかからないことがほとんどですので気軽に行うことができます。
相談や見学を通して、自分に合っていると感じたら実際に入所する手続きをします。
就労移行支援を利用するためには障害福祉サービス受給者証の発行が必要です。地域の障害福祉課にて就労移行支援サービスを利用したい旨を伝えて、承認、障害福祉サービス受給者証が発行されたら就労移行支援事業所と契約を結びます。
手続きが終わればいよいよ就労移行支援事業所の利用開始です!
welbe(ウェルビー)の概要
welbe(ウェルビー)とは?
welbe(ウェルビー)は株式会社ウェルビーが運営する就労移行支援事業所です。
株式会社ウェルビーは、2011年に設立してから順調に成長していき東京証券取引所マザーズ市場上場、その4年後の2021年には東京証券取引所市場第一部へ市場変更しています。
上場していることもあって社会的信用度の高い会社が運営しているというのは安心できますね!
全国86箇所に事業所を展開
welbe(ウェルビー)は、全国に86箇所あります。これは、就労移行支援事業所の中でもトップクラスに多い就労移行です。
全国各地に事業所があるので、通いやすい範囲内に事業所がある可能性が高いです。
気になる方は、公式HPから場所を確認してみましょう。
welbe(ウェルビー)の就職実績
4000名以上にのぼる就職者数
welbe(ウェルビー)の就職者数は累計は4133人です!この数値は、業界トップレベルの数値になっています。
会社が2011年に設立してから今までの間にこれだけの就職者を輩出しているのは、welbe(ウェルビー)のすごいところです。
welbe公式HPでは事業所ごとにも、就職者数を公開しているので気になる方はご覧ください。
全国平均を大きく上回る職場定着率
welbe(ウェルビー)の職場定着率は90.1%です!
職場定着率とは、就労移行支援事業所を卒業した後、半年間職場に定着した割合のことを言います。
全国平均が60%なのに比べると、かなり高い数値となっています。
就職人数がこれだけ多くて、なおかつ職場定着率が高いというのは、ユーザー1人1人に対して就職後のサポートが充実しているということですね。
主な就職先
welbe(ウェルビー)の卒業生の就職先は以下になります。
ITやアパレル、大手企業などに就職が決まっている方がいます。職種は半数以上が事務職で就職をされているようです。
・株式会社ソフマップ
・株式会社東京デリカ
・日本年金機構
・Amazonジャパン株式会社
・ANA
・エンジンテクニクス株式会社
・シャネル
・内閣府
・GAP
・株式会社KDDI 他
(出典|welbe 公式HP)
welbe(ウェルビー)のカリキュラム一覧
上記の就職実績を誇るwelbeですが、この就職実績はどのような訓練内容から生まれているのでしょうか?
ここでは、welbe(ウェルビー)での訓練内容についてご紹介します!
パソコン訓練(タイピング練習、Word/Excel/PowerPoint、データ入力、ビジネス文書作成)
welbe(ウェルビー)では、ひとり1台パソコンを使用することができます。
その人の状況に合わせて、タイピング練習や基本操作の学習、WordやExcelの学習をしていくことで、事務職への就労へつなげていきます。また、伝票作成や宛名入力など、実際に働き始めたことを想定したカリキュラムもあります。
日々の訓練の成果をデータで集めてグラフ化することで、現在の自分の立ち位置を把握することができるので目標までどれくらい離れているかを可視化することができます。
ベーシックトレーニング(ゼムクリップ、電卓計算、郵便物仕分け、組立解体)
ベーシックトレーニングとは、労働習慣を養うためのカリキュラムです。
実際に就労をするとなると、作業をする上での工夫や効率化はもちろん、責任感や時間管理、集中力も必要になってきますよね。
welbe(ウェルビー)では、郵便物の仕分けや組み立て・解体作業などを通して、説明を理解して作業をする力や責任感、工夫や業務効率化など働く上で必要な力を養っていきます。
グループワーク・グループディスカッション
グループワークやグループディスカッションを通じて、協調性を身に着けるためのカリキュラムです。
自分の思いや意思を相手に伝えること、他者の意見や話を聞くことは働く上でとても大切な力となってきます。他にも、考え方や視野を広げるためのSST(社会生活技能トレーニング)や、JST(職場対人スキルトレーニング)などを行っていきます。
ビジネスマナー
ビジネスマナーのカリキュラムでは、身だしなみや言葉づかい、挨拶などの基本的なマナーから、来客対応や電話対応などのビジネスマナーを学ぶことができます。
実践的にトレーニングをしていくことで、実際の職場で働く時に活用できるようにしていきます。
welbe(ウェルビー)の評判からわかる特徴
welbeの良い評判からわかる実情
会社の雰囲気で訓練できる
一般企業に障害者枠で就職するにあたり、対人スキル、PCスキル、軽作業スキルの訓練・カリキュラムの他、実際の企業を想定した『企業実践』というカリキュラムもあり、それらを経験豊富なスタッフが親身になってサポートしてくれる。
支援員の方の質が高い
就職の支援をしてくれます。皆さんが利用者目線で物事を考えているため、無理やり方針を決めたり、押し付けはありません。体験をお勧めします。
スタッフさん達の実習生に対する親切で丁寧なご指導をしてくださることから、当事業所を選びました。 当事業所で学びたいと思っている皆さん、まずは数日間体験してみてはいかがですか⁉
welbeの悪い評判からわかる実情
グループができている
人多すぎ。すでに仲間意識ができていて入りづらい。
支援員の方の転勤が多い
また職員の異動が多い会社なので担当が変わる事が多いです。
評判まとめ
welbeの口コミについて調べると、支援員についての評価が分かれているという印象を受けました。
人間関係には合う合わないものがありますので、どうしても自分に合わないと感じることがあれば、我慢して合わせるのではなく他の人に担当を変わってもらうという選択肢も考えてみましょう!
事業所数が多い分、口コミやレビューも多く出てきますので、ぜひ自分の目でも確かめてみてください!
あなた自身の目で確かめてみましょう!
今回の記事では、welbeについて口コミ・評判を交えて紹介しました!
良い評判や悪い評判など、いろいろな評判がありますが、welbe(ウェルビー)が気になっている方は、実際に自分の目で確かめてみるということが大切です!まずは無料見学を経て、直接自分で体験してから合う合わないを決めていくようにしましょう。
興味がある方は、是非ともお問い合わせしてみてください!