この記事では、プログラミングを学習することができる就労移行支援事業所「noix(以下ノア)」について解説していきます。
今回は「興味があるけど実際どうなの?」という方のために、Puente編集部が実態をわかりやすくお伝えします!
悩みが多い事業所探し、ぜひこの記事も役立ててくださいね。
【Puente編集部】
元就労移行支援員で構成されているメディアです。
全国の就労移行支援事業所の紹介はもちろんのこと、就労移行支援員で培った経験、ノウハウを基に障がい者向けの就職や日常生活に役立つ情報を発信しています!
目次
ノアとは?
「ノア」はbloom株式会社が運営する就労移行支援事業所。
事業所に通う、従来の「通所型」と「在宅型」の2つのパターンで支援を行っていることや、HTML/CSSをはじめ、JavaScript、pythonなどのプログラミング言語を学ぶことができるのも大きな特徴です。
開所したのは2020年。非常に新しいということもあって「評判」という点ではまだほとんどありません。
今回は、みなさんにとって少しでも参考となるべく、ノアで学べることや事業所の特徴について解説します!
ノアの特徴
ITスキルに特化した手厚い訓練制度
「『ハンデ』を『やる気』に変えて自分らしく働く」をコンセプトにしているノア。大きなメリットの一つは「充実した訓練」にあります。
HTMLをはじめとしたプログラミング学習はもちろん、工賃が発生する場合もあるなど、利用者さんにとってうれしい制度が多くあります。
抱えている障害や、理想とする働き方は人それぞれ違うもの。
ひとりひとりに寄り添い、納得するまで個別にプログラムを組んでくれるので、訓練の前の段階で将来があいまいでも安心して相談をすることができます。
在宅型の就労移行支援
ノアでは、従来のような「通所型」の支援だけではなく「在宅型」での訓練も行っています。
最近、さまざまな企業でテレワークやサテライトオフィスなど、「リモートワーク」が取り入れられています。
普通に出勤する場合とはまた異なるコミュニケーションスキルや仕事管理能力が求められますが、そのようなスキルの訓練ができるのは嬉しいですね。
希望する方を対象にしたPCのレンタルも行っているようで、自宅にPCがない方でも安心して訓練をすることができます。
手厚い就職支援
ノアでは、就職に必要な知識やスキルを身につけることができます。
それは座学だけにとどまりません。ノア独自の職場体験による経験を積むことも可能です。
また、ノアのグループ企業での雇用枠もあり、就職先を幅広く検討できるのもうれしいですね。
利用までの流れ
①お問い合わせ
②無料見学・面談
③無料体験
④利用申請手続きのご案内
⑤利用契約
①お問い合わせ
ノアに興味を持ったら、まずはお問い合わせフォームや電話で問い合わせてみましょう。
専門のスタッフが親身に相談に乗ってくれますよ。
②無料見学・面談
ノアのプログラムや就労移行支援事業所に関する説明を聞くことができます。また、この時にご自身の障害に対する悩みや相談を聞いてもらうことも可能です!
この面談を踏まえて、自分に合ったプログラムや無料体験を提案してくれます!
③無料体験
実際のノアでのプログラムを体験することができます。
契約後に自分の想定していた雰囲気やプログラムとは違うということは避けたいですよね。ノアでは、利用の開始まで1か月程度の体験を推奨しているようです
④利用申請手続きのご案内
ノアを利用することに決めたら、いよいよ契約に向けて準備をしていきます。
就労移行支援事業所を利用するためには、お住まいの地域で「障害福祉サービス受給者証」を申請・発行してもらう必要があります。その他必要書類についても説明があるので、それらを用意していきましょう。
⑤利用契約
必要書類が全て揃い次第、就労移行支援事業所と契約をし、支援を受けられるようになります。
契約が完了したら「個別支援計画書」を作成し、就職するまでに身につけるべきスキルやそのためのプログラム、スケジュールについての確認をスタッフと行なっていきます。
ノアの公式HPでは利用までの流れの解説とともに、申し込みができるようになっています。以下のリンクからご覧くださいね。
また、就労移行支援の見学から利用までの流れはこちらの記事をぜひチェックしてみてください!
ノアの利用料金
利用料金は世帯所得に応じて変わります。ノアでは、9割の方が無料で利用しているようです。
区分 | 世帯の収入状況 | 負担上限金 |
生活保護 | 生活保護受給世帯 | 0円 |
低所得 | 市町村民税非課税世帯*1 | 0円 |
一般1 | 市町村民税課税世帯(所得16万未満*2)
※入所施設利用者(20歳以上)、グループホーム等利用者を除きます*3 |
9,300円 |
一般2 | 上記以外 | 37,200円 |
※1 3人世帯で障害者基礎年金1級受給の場合、収入が概ね300万円以下の世帯が対象となります。
※2 収入が概ね600万円以下の世帯が対象になります。
※3 入所施設利用者(20歳以上)、グループホーム利用者は、市町村民税課税世帯の場合、「一般2」となります。
引用:公式HP
また、就労移行の利用料金についてはこちらの記事もチェックしてみてくださいね!
ノアのメリット・デメリット
メリット
ここからは、編集部が検証した「ノアに通所することのメリット」を紹介します!
プログラミングが学べる
ノアでは、Microsoft Officeの資格取得を目指せたり、就活に関する支援を受けられるのはもちろん、プログラミング言語も学ぶことができます。
目指す職種に合わせてHTMLやJavaScriptの学習をすることができます。
最近注目を集めているIT関連職を目指せるチャンスが増えるのはとても嬉しいポイントです!
工賃が発生する場合も!
通常、就労移行支援の訓練では工賃は発生しません。
ですが、ノアでは独自に訓練の一環として「作業に見合った工賃」を支払う仕組みを設けています。
訓練中にも生活は続くことを考えると、非常にうれしいポイントと言えるでしょう。
デメリット
メリットが多いノアですが、他の就労移行支援事業所と比較すると見えてくるデメリットもあります。
事業所が少ない
ノアの事業所は大宮(埼玉県)に一か所のみ。
大型商業施設の近くに位置しており、アクセスも良好ですが、地方在住の方には通いにくい事業所です。
今後事業所が増えていくことに期待したいですね。
事業所が通いやすい環境にあるかどうかは、就労移行支援事業所を決める上で重要なポイントになってきます。
以下の記事では就労移行支援事業所選びのポイントを解説しているので、こちらも読んでみてくださいね。
ノアはどんな人におすすめ?
ここまでノアの特徴を紹介しました。
ノアは以下のような方におすすめであると言えます。
・IT職の就職を目指したい方
・在宅での仕事を検討している方
・自分自身にとことん向き合って支援をしてほしい方
ノアであなたらしい働き方に出逢おう!
今回は、ノアの基本情報・特徴をご紹介しました。
充実したITの訓練や、とことん自分に向き合った支援が欲しいという方はぜひ検討してみてくださいね。
あなたの第一歩を応援しています。
他の就労移行支援も検討したいという方は、以下の記事をチェック!