「働きたいけど、何から始めていいのかわからない…」
「自分に合った職場って、どうやったら見つかるんだろう…」
「就活をしてみたけど、うまくいかず失敗してしまった…」
人生の大半を「働く」という行為に費やす一方で、
思ったように働くことができず、苦しい思いをしている方も多いのではないでしょうか。
「就職活動」というと、「入社する」という所が注目されがちですが、
本当に大事なのは、入社したあと「実際に働く」ということです。
自分に合った職場で自分らしく働くためには、
まず自分について、そして企業について知ることが不可欠です。
今回は、就活の中でも特に重要な、
自分らしく働くための「企業研究の進め方」について解説していきたいと思います。
目次
障害をもちながらでも、「失敗しない」就活とは?
就職活動は、入社するまでのステップです。その流れを簡単にご紹介します。
自己分析をする
自分が仕事を通してやりたいことや、どんな生活を送っていたいかなど、自分の将来像をイメージすることが大事です。その上で、自分の強みや弱み、スキルなどを考えてみましょう。
働く条件を検討する
仕事をする上で大事なのは、勤務内容だけではありません。自分の望む給与や勤務時間、雇用形態などを考えてみましょう。また、障害があることをオープンにして就労するか、クローズで就労するか、働くうえで企業に求める配慮事項なををまとめましょう。
業界・企業研究
自分のやりたいことが本当に実現できる会社かどうか、しっかりと判断していきましょう。企業の知名度やイメージだけで判断するのではなく、勤務内容や、障害者雇用に関する取り組みなども調べておくことが大事です。
応募・面接
調べた情報をもとに、自分が働きたいと思える会社が見つかったら、求人の募集内容を確認し、応募書類を提出しましょう。会社から面接の日程が通知されたら、いよいよ面接です。
企業研究の重要性
就職活動は企業と応募者のマッチングです。
私たちが、就活をする時に「自分に合った職場で働きたい」と考えるように、
会社側も「企業に合った人に入社してもらいたい」と考えるものです。
両者ともに時間やお金をかけて就職活動を行うことで、
お互いのことを知っていき、同じ会社で働く仲間として採用が決まります。
「入社」はゴールではありません。
「働きたい」という想いを叶える、ひとつの入り口です。
会社側としても、同じ能力を持っている人であれば、全く自分の会社を調べてきてない人よりも、
やはり自分の会社に向き合って、興味を持ってくれた人のほうが関心がわきます。
また応募者側としても、会社について詳しく研究することで、「会社に入った後の自分」をイメージすることができます。
自分を活かす場所を選び、会社に貢献していくことで、更に自分の力を発揮することもできます。
したがって、「相手のことを知る」ための企業研究は、
自分にとっても会社にとってもとても大事な作業といえます。
具体的な進め方・方法は?
企業研究は始めるとやればやるほど良いと言えますが、ここでは最低限押さえてもらいたい項目をチェックリストにしました。
調べる情報チェックリスト
チェックポイント①:会社概要
- 会社名
- 会社設立年
- 資本金
- 売上高(直近)
- 従業員数
- 株価(上場企業の場合)
- 支社数
- 会社沿革
チェックポイント②:事業内容
- メインの事業は何か
- どのように事業を展開しているのか
- 事業内容は変化しているのか
チェックポイント③:企業理念や行動指針など
- 代表者・代表メッセージ
- 会社として大事にしていることが何か
- そのためにどんな人材を必要とし、どんな人が働いているのか
情報のまとめ方
おすすめ方法:ノートにまとめていく
上記のチェックポイントは、会社の基本情報なのでまずはそこをしっかりと押さえ、自分の視点で企業を見ていくことが大事です。
同じ業界の中でも、「企業理念」に着目すると、会社の方向性や社員の心持が異なることがわかります。それらを比較検討し、より自分に合った会社を見つけてみてください。
まとめたノートを参考に、自分の働きたい条件と合致していることもきちんと確かめましょう。
障害をもつ方のための、就労移行支援
皆さんは、「就労移行支援」というサービスを知っていますか?
就労移行支援とは、一般企業への就職を希望する障がい者に向けて、適性に合った職場探しや、仕事のスキルの向上、就職後の定着をサポートしてくれるサービスです。
詳しくはこちら→(参照元|就労移行支援|厚生労働省)
就労移行支援は、就労を希望する18歳以上〜65歳未満の障害をお持ちの方に対し、就労に必要な訓練を行うサービスです。
健康管理や、就労に必要なスキルアップだけでなく、求職活動の援助といったサポートもあります。
就職活動が思ったように進まないと悩む方は、一度就労移行支援サービスの利用も検討してみるのがいいかもしれません。
最後に
いかがでしたか?
人生の大半の時間は、「働く」という行為に使用されます。
だからこそ、就職活動では「働く」ということに真剣に向き合うことが大切です。
大事な決断をする時だからこそ、
「相手(企業)のことを知りたい」という思いで、真剣に取り組んでみてください。
真摯に取り組むことで、相手の知らなかった魅力に出会えることもありますよ♪
またPuenteでは、就労移行支援事業所ルーツとともに障害をもつ方の就労を応援しています。
就職活動において困ったこと・悩んでいることがある方は、お気軽にぜひ一度お問い合わせください。
就活に関する相談会などのイベントも実施しています。ひとりで抱え込まず、ぜひ一度相談してみませんか?